*** 塩の道沿線 ***
その1−白馬
今回より始まった「塩の道沿線」は、大北地域の塩の道を歩いて、目に止まった沿線の建物とか、景観を紹介するコーナーです。第一回目の今回は、担当者の地元白馬村を紹介します。
■ 白馬村-塩島の専念寺 
塩島集落は戦国期の城跡もある古い地籍で、今でも昔ながらの古い民家が多数残っています。専念寺の境内には、庚申塔や馬頭観音などの47基の石仏が相対して並んでいます。栂池高原を背景に、お堂・石仏・枝垂れ柳・古い民家、残して置きたい景観ではないでしょうか。
■ 大出地区の民家
この茅葺の民家は、大出の吊橋のすぐ脇に建っており、観光ポスターや風景画では吊橋と一対に納まっている有名な建物です。現在も住宅として住まわれておりますが、裏手の屋根は茅が腐り、半分ほどトタンが差されています。そんな姿を見ると、個人で茅葺屋根を維持していくことの大変さが伝わってきます。
■ 足湯の有る石仏群 (白馬村 八方口地区)
■ 子安神社 (白馬村 佐野)
■ 「お子安様」の名で親しまれてきた子安神社は、東佐野南方の小高い森の中に建っています。境内には子持桜の名木があり、産婦はこの桜の葉を煎じて飲むと、安産の霊験があると伝えられています。150年以上経った拝殿は老朽化が甚だしかったため、平成8年に現在の拝殿に建て替えられています。 八方口区にある石仏群には、八方温泉・藥師の湯がひかれており、足湯に浸かりながら石仏を観賞することができます。「守る景観」と「創る景観」がうまくマッチした例ではないでしょうか。
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